再び、カウンターでの貸出返却時等のカウンター業務の対応について。

今日昔からの行きつけのさいたま市某図書館に行った。
そこのカウンターも業務委託で貸出返却は委託業者の派遣社員である。

Aさんはこの図書館では臨時職員として委託以前からカウンター業務に従事してこられている。本のことにも詳しくこれまでにも幾度となく適切なアドバイスをしてきたくれた。私はAさんが司書資格を持っているかどうかは知らない。しかし、本のことの相談をするには、適切な能力をお持ちの方と信頼している。

ここから本題。

そんなAさんに返却時にちょっとした質問をした。そうしたら私の質問が全部終わらないうちに、奥から正規職員らしき(名札をつけているわけでもなく、実態は知り得ない)人が出てきて、委託のAさんを別の仕事へと指示を出した。
私はまだ途中までしか話していないのだから、あらためて私の質問の趣旨を聞くのが順序だが、その人は始めから聞き耳を立てていたのだろう、私の話を聞く事なく、新刊購入にはかくかくしかじか、何だかんだと規則か規定らしき話をはじめた。
誰もそんな事を訊いているのではない。

そもそも、カウンターで対応をしている以上、正規職員であろうが委託の派遣社員であろうが、要は利用者の要請に応えきれるか否かである。司書であるに越した事はないが、応答の能力のない司書ならこちらから願い下げである。

このような区別化した対応をさせているのは教育委員会か中央図書館の管理課かは知らないが、図書館の中では職員も委託も利用者にしてみれば違いはないのである。
まず最低限必要な事は、図書館の職員としての能力があるかないか、ではないのか?
委託を入れた以上、職員も協同して利用者にとっていい図書館にするべきではないのか?

管理者か監視員のような対応は、利用者から見ても不愉快である。

さらに正規職員で全く対応能力のないような司書(?)こそ、カウンター業務に配置してもらいたくない。その為に、利用者の相談が混んでいるときに、能力ある司書ひとりで対応し、待ち時間を増やすような愚かな事務遂行ではなく、委託であろうが対応能力のある人は、正規同様にカウンター業務に配置し、利用者の要望に応えるようにしてはもらえないか、とつくづく考えさせられた。