「図書館の自由に関する宣言」

yonono_tami2009-01-26

共同1月24日配信の「容疑者と被害者情報漏らす 報道機関に東金市立図書館」
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012401000452.html
が話題となっています。
日本図書館協会の発表がソースらしく「図書館の自由に関する宣言」への抵触を危惧しての調査なのだろうが、まず問題なのは情報を漏洩させた教育委員会の当該職員の「個人情報漏洩」行為ではないのだろうか?

それにしてもこの市教委職員は何の権限で図書貸借履歴を閲覧したのでしょうか。
直接、図書館データを閲覧したのでしょうか。それとも図書館の職員に貸借履歴の情報開示を要請したにしても、その職務要請の根拠は、と考えると疑問だらけですね。

取材した報道機関は図書館にたいして、被疑者の図書貸借履歴を最優先で取材したのでしょうか。
案外、図書館の利用者としての被疑者と被害者のイメージとか、そんなことではないのでしょうか。

まぁ取材記者にしてみれば、図書貸借履歴への問題を自覚していたとは思われませんが。

日本図書館協会にしても、あまり先走って波紋を広げることもなかったのではないでしょうか、ね。