偏見いや偏向

対象を見る場合、様々な視点を要するということは必要なことだ。
こんな前置きから,埼玉県とさいたま市図書館協議会の会議録がホームページで公開された。
この中で気になったことは県協議会録で委員の発言に「委託は評判が悪い」等の趣旨の発言があった。
県正規職員は能力も高いし評判もいい,なんどといった発言は贔屓の引き倒しではないだろうか?
私自身、県図の職員はさいたま市に比べて能力も高いし職務に向かう態度もいいものがあると見ている。
全部でないのは当然である。一見しただけでこれは?という職員も目に付く。
自然といつも見てしまうのはこれらの問題を抱えているように見えるのに、職員自身がそれを自覚するどころか、気にもしてないことであろう!
先日さいたま市図のある館で、ここにもこんな正規職員がいるのだろうか、という状況に出会った。
それは相談カウンターでのこと。利用者の相談内容を正確に把握・理解することなく,相談者の言葉をせっせとインターネットで検索している。
むやみに当たればいいというものではない! まずは相談の内容を聞くことである。その上で己の力量から、それはこれまでの知識・情報や経験を加味して、より相談の内容に適した情報を検索することではないだろうか!
図書館の職員なり司書なり、正規であるからいいとか委託だから評判が悪い・能力に劣るなどということなないのである。わたしの知っている市の正規でも委託でもまさに司書だと感心させられる方もいる。
むしろ正規なのにレベルが低い・職能を高めようとしない職員が問題なのではないか!
正規−委託などといってあたかも対立させてものを見ることは如何なものかと思う。いずれにしても利用者から見て司書として頼れると感じられるかである。